旧属名表記 Slc. George Hausermann ・交配親 C. Mae Hawkins の交配は C. Naomi Kerns x C. Anzac で以前は“ソフロレッド”と呼ばれていた系統の銘親 C. Anzac の血の濃い品種です。 ・交配親 C. Hina Sunset の交配は C. Hinahina x C. Waianae Sunset でオレンジ(サンセットカラー)系の銘親 C. Waianae Sunset の血を引く品種です。 <個体‘Carl’について> ・暖かいオレンジの花色が魅力的な美花だと思います。 ・花径は別個体‘York(ヨーク)’の方が大きくなるようです。 <入賞データ> ・HCC/AOS = 79P, NS147mm, F=2×3, 1977年
旧属名表記 Blc. Golf Green、Rsc. Golf Green スプラッシュ(くさび)系花の銘親 C. Moscombe と、リップの大型化に貢献度の高いグリーン系花の原種 Rl. digbyana との交配。 画像の個体‘Hair Pig’は、2010年頃から国際蘭展の台湾の蘭屋さんのブースで見かける機会の増えた人気のある花です。 C. Moscombe のペタルをリップ化する能力が見事に発揮された非常にインパクトの強い印象の極美花だと思います。 Rlc. Golf Green の親品種の交配 ・C. Moscombe = C. Mosnor x C. Sedlescombe (01/01/1963) ・Rl. digbyana = 原種
C. Shellie Compton‘Touch of Class’BM/JOGA 旧属名表記 Lc. Shellie Compton、Sc. Shellie Compton カトレヤ シェリー・コンプトン‘タッチ・オブ・クラス’
(C. Stephen Oliver Fouraker x C. Good Fairy (1/1/1977)) ■花色=セミアルバ系 ■花径=130~160mmくらいの大輪系 ■花型=極整型 ■弁質=厚弁 ■花着き=普通 ■着花輪数=1花茎あたり2~3輪くらい ■花期=主に冬咲き ■株姿=比較的コンパクト ■香り=良い ・営利用品種として多くの優秀花を生み出している C. Stephen Oliver Fouraker(ステファン・オリバー・フォーレイカー)の優秀な子供。 ・生育・花容共に良くも悪くもあまりクセのない親の C. Stephen Oliver Fouraker に対し、輝くように真っ白なペタルと対照的な真っ赤なリップ、円く柔らかい印象の花容等、趣味家好みの独特な雰囲気を持った極美花だと思います。 ・近年、優秀な子供たちを続々と生み出している銘親品種でもあります。 ・交配親として使用すると花型や展開を良くする性質があるようで、ペタルに入る小さなクサビ(ペンシル・スプラッシュ)も高い確率で遺伝するようです。 ・本種の子供として特に優秀なものには C. Longriver Compton(ロングリバー・コンプトン)があり、その個体‘Golden Star(ゴールデン・スター)’は FCC/AOS 入賞個体として有名です。