12月10日
実父が11月26日に急逝しましたので、今回はお休みさせていただきます。 合掌。
また来年お会いしましょう。 (^-^)/~
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11月 1日
つい最近「暗号破り」をはじめました。 と言っても「RC5クラッキングコンテスト」と言うコンテストの一種で、大勢が寄ってたって、力ずくで破ろうと言うものです。仕掛け人は、RC5と言う暗号方式のの特許を持つRSA社で、自ら賞金をかけてアルゴリズムが「安全でないこと」(変ですが、現在の法規制による鍵の長さでは安全ではないこと)を証明するためにコンテストを主催しているのです。これに敢然と挑戦しているのが、distributed.net と言う団体でインターネット上で接続された何万台ものコンピュータを利用して暗号解読を行っています。 1997年から開始されて、現在までに破られたのは DES(56bit鍵) 2回、 RC5-56(56bit鍵) 1回。それぞれの所要時間は DES-II(2回目)39日、RC5-56 250日。 今回はこの RC5-56 の256倍の長さの鍵を持つ RC-64 にチャレンジ中と言うわけです。コンピュータもこの団体が持っているのは鍵を管理するサーバーだけ。 計算の実行は全世界でボランティア参加している人の机の上のマシンと言う訳です。
何しろ200日以上かかった RC-56 の 256倍なので単純に計算すると、ざっと64000日、 175年かかる計算になります。 もっとも従来は何万年もかかると言われていた事を考えると短くなったものです。 まさか175年も待てませんので、今の参加コンピュータの175倍かかれば1年で到達できるのです。 現時点での参加者数は私の参加時の順位から言うと7万人ぐらいでしょうか。 一人で多くのコンピュータを動かしている人もいますので、約10万台ほどのコンピュータが動いている事になります。 また、作業の性格上、団体戦的な要素が強いので、チームに参加する事も出来ます。 気になる賞金総額は非営利団体への寄付などを含めて 1万ドルです。もし、解読に成功したら、$1000ドルが賞金として個人と、所属するチームに授与されます。 日本からの参加も多くて、上位5位のチームの中に2チームが入っています。
システム全体の処理速度は 約1900万 kkeys/sec 程度で、私のコンピュータは結構速いのですが、それでも 1M keys/sec 程度ですから、私のコンピュータと同じ性能のものが、ストップなしで 2万台弱動いている計算になります。 先日370日ほど経過したところで、とうとう処理したキーブロック数が 2の31乗を超えてしまって、集計するコンピュータがダウンしてしまいました。 一つのキーブロックには 2の28乗のキーが含まれていますから、28+31=59 で、2の59乗の処理は終わっているわけです。これは過去の RC-56 のキー数を 16倍もオーバーしている訳で RC-56 なら 16回 (確率的に言うと32回)も解読処理が出来る事になります。
大体、理論でも実際にも大体50%ぐらい解読が進んだところで解読が成功していますから、解読と言う事を考えるとこの半分(倍)になります。 ちなみにこの時点の進行は 計算すると分かりますが、3%強です。 最近のトータルの性能と言うかパフォーマンスは 約0.02%/日 と言う事ですので、今後の参加者の増加を考えても、あと2000日はかかる見込みです。 RSA社の期待 ? に反して、結構手強いようです。
ここまで読まれた方は、参加したくなったと思いますので、その方法を。 と言っても何も無くて、ソフトウエアをダウンロードしてインストールするだけです。通信も設定によって1日1回ぐらいに出来ますので、ダイアルアップでも十分使えます。 フルにコンピュータは動いている訳ですが、通常のコンピュータの使用にはまったく問題になりません。 気になる方はいつでも止められます。 再起動すると以前にストップした所から自動的に再開します。 起動もパソコンの起動に同期して自動に設定できるので、使い方によってはほとんど気にする事もなく参加できます。 チームに関してはほとんどのメジャーなメールソフトのユーザーグループでチームが結成されているようですので、チェックしてみてください。 参考までに私が参加しているチームはこちらです。のんびりと「牛の鳴き声」でも聞きながら仕事とは、どうでしょうか?
久しぶりに2のべき乗の計算をして、頭の疲れたところで映画のコーナーですが、またまた暗号の話。 今回はブルース・ウイルス。最新作の「マーキュリー・ライジング」です。 ブルース・ウイルスのいつもの映画から言うとたいした映画ではなかったのですが、自閉症の子供が一発で暗号を解くと言う、まあ最近の暗号の何たるかを少しでも知っている人には何ともバカバカしい話なのですが、ついつい見てしまいました。 お話はこの子供をめぐって、FBIのもてあましものの主役と、政府のエージェントとの間でこの子供の争奪合戦が始まると言う仕掛けです。
暗号を開発した人間が、前述のコンテストみたいにパズルの雑誌に投稿したのが発端。 それを見たパズルにしか興味を示さない自閉症の子供がひと睨みして解読してしまうと言う寸法。 この暗号に国家の安全を賭けていた政府のエージェントが子供を奪いにくると言うお話です。 いずれにしても第2次世界大戦ごろと異なって、上のクラッキングコンテストでも分かるように、最近の暗号はコンピュータの力なしでは、絶対に解けませんが、国家の命運が暗号に左右され、政府が関与してくると言うのは現実の世界と同じです。
まあこれはこれとして、流石にブルース・ウイルスですね。こんなシナリオでもそれなりの映画にしてしまいます。 ダイハード3でチョット、コミカルなところを見せましたが、この人はシュワちゃんことシュワルツネッガーと違ってあくまで悪役と言うか汚れ役一本です。 私生活でもあんまり変わらないと言う事を聞いた事が有ります。
ちなみにリンクの張ってある映画のページは一見して映画のページとは見えません。またユーザIDとパスワードが必要(ページの中にあります)で、暗号の解読チャレンジも3レベル有りますのでそのつもりでご覧ください。
もう一つは、やっと暗号から開放されて、「リーサルウエポン4」です。マーチンリッグス役のメルギブソンと定年間際のロジャーマートフ役の ダニーグローバー が相変わらず見せてくれます。 もっとも4作目ともなると、初作の衝撃は無くなってきて、のっけから何の必然性もなく火炎放射器を持ったのが現れて、天から燃えた車が降ってくると言うような、段々とエスカレートしているように思えます。 今回は中国がらみで偽札ですが、なんかブラックレインで見たような、、と言う感じでした。 最後の方で中国人ですがなんとなく日本人で似たような役者がいたような、敵役とのアクションが有るのですが、ここがいかに敵が強いと言ってもリーサルウエポンなんだから、2人がかりは無いでしょう、、と言いたくなった映画でした。 マーチンが結婚しているとかで、リーサルウエポンから普通の人になったマーチンリッグスでありました。
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10月4日
今月はいろいろ有って、少々遅れてしまいました。 今月は飛行機の中の話を少々。 最近の飛行機とくに国際線の機体には、パソコン用の電源コネクタがつけられるようななりました。 これでバッテリの寿命を心配せずにおもうぞんぶんPCを使えると言うものでです。 しかし、PCの電源コネクタはなぜあれほどみんな異なるのか不思議なほど違っています。 PC本体はデスクトップですと細かいコネクタまでみんな同じなのに、ノートブックの電源コネクタは、あきれるほどいっぱい有ります。 それで先ほどの飛行機用の電源アダプタにも種類が嫌になるほど沢山有ります。 それでもメジャーなPC様の物は容易に入手できますが、マイナーなものは、アダプタそのものが有りません。 そこでメーカーもいろいろ考えまして、AC100Vなら共通ではないか、それで統一すれば良いのではないか、と言う事で、100V出力のアダプタが登場しました。 さすがに電源コードは邪魔と思ったのか、ACアダプタのコネクタに直接させるようになっています。 電源コードが直付けされているACアダプタ以外なら、大体は同じようなものを使っていますので、これでバンバンザイとと言うところでしたが、良く現物を手に持ってみてみると、大きなコンバーターを2つも持たなければなりません。重さはともかくその大きさは、予備のバッテリを持っていることと比べて、メリットがあるとはほとんど思えません。 やはり、直接変換するアダプタが良いでしょう。そうなるとメジャーなT社とかC社とかのPCを使わないと行けないので、結局、予備のバッテリを多い目に持つのが賢明と言う結論です。
また、飛行機の中で良く使うのは、ヘッドフォン。 特に某Uエアーラインは何でこんなに悪いのかと言うほどほとんどエンターテイメントと言えるものではありませんでしが、最近はノイズキャンセラ付きのヘッドフォンが用意されるようになりました。これが良く見ると私が以前から愛用していた会社のもので、これがなかなか良いものです。 飛行機の騒音は結構疲れるものですから、そういう方は試されたらいかがでしょうか。各種のものが市販されていますが、ほとんどのものはバッテリの寿命が短くて、私がこれを気に入っているのは、ほとんど無限と言って良いほどの寿命です。 飛行機では良く音楽を聴きながら寝てしまう場合が多いので、ハッと気がつくとバッテリが無くなっていたと言うのは下の、CDプレーヤとともに良くあったことです。
ヘッドフォンで付き物は音楽。音楽と言えばCDかMDですね。 MDも出た当時はバッテリが2時間しか持たないとか、問題が有ったのですが、最近はそれも解消したようです。 しかし、録音付きの機能の本体かND本体と別に録音機が必要で結構な投資が必要です。 また、コンピュータではまだMDはマイナーですがCDはほとんど標準と言って良いほどの普及ぶりです。 CD-Rも比較的低価格で入手できて、いろんな場面を考えるとCDに落ち着きます。 私はデータCD用のプレーヤーをコンピュータと音楽用に共用で使っています。 某S社製で、今となってはデータ速度4倍速で、そんなに速くありませんが、十分使えます。 また音楽用としても音質的に申し分なく、バッテリもCD 4-5枚は十分再生できます。 さらにバッテリも通常の店頭に有るのもですから、予備のバッテリの入手は極めて容易です。 ただACアダプタが巨大なのは何とかしてほしいですね。
デスクトップで自分の好みのアルバムをCD-Rで作って、聞けば楽しさも倍増します。 しかし、CDのコピーはあくまで個人の使用範囲に限定されていますので、くれぐれもご注意ください。 それにしても音楽CDのコピーはいともあっけなく出来るので、CD-Rのビジネスは、東南アジアの海賊版のCD作りから始まったと言うのもうなずけます。
ただ、ブランクの CD-R は50枚セットとか極端に安くなりましたが、粗悪品も多いようなので、もしバックアップをCD-Rに取られるようなら、キチンとしたメーカーのものを使われることをお勧めします。 また、このような方はいらっしゃらないでしょうがCDが開発された、数十年前のCDプレーヤーにはCD-Rをちゃんと再生できないものも有りますので注意が必要です。 CDと CD-R とでは 使っているレーザーの波長が少々異なるのが理由のようです。
今月の映画のコーナーです。 いつも遅れ遅れになるので、ご覧になった方は無視してください。 例のタイタニックは先月ご紹介したように、ビデオになって、今では町の中でいっぱい売られています。 流石に2本組みで20ドルほどするようです。 ちなみにWebでは10ドルそこそこでしたが、送料とか何とかで15,6ドルはかかってしまいました。
今月は、「プライベートライアン」と「ラウンダース」です。 プライベートライアンは戦争物とは分かっていましたが、、始まったとたんから、すざましい戦闘シーンで度肝を抜かれました。 ヨーロッパ戦線で、フランスへの上陸作戦で、当然守るほうは上陸のタイミングでたたくのですが、叩かれるほうはたまったものではありません。 血で海水は真っ赤になるわ、内臓がはみ出してそれでもわめいているわ、機関銃でバタバタたおれるわで、だんだん気持ちが悪くなるほどでした。 ほとんど全編が戦闘シーンで、ストーリーらしいストーリーはなくて、ひたすら戦闘シーンをいかにリアルにと言うとんでもない映画でした。途中で出ていった老夫婦もいました。 まあ、戦争ものが飯より好きな人はご覧ください。 戦闘シーン以外はともかく、戦闘シーンではほとんど怒鳴り声ばかりで、結局ほとんど分かりませんでしたが、まあ内容が内容だけに、分からなくてもそれなりに楽しめ? ます。
もう一つは、これもちょっと古いのですが、例のレインメーカーで有名になったマット・デイモンの2作目? の「ラウンダーズ」です。 タイタニックのレオナルド・ディカプリオと良く比較されますが、彼の2作目の鉄仮面は全くの不作だったのですが、こちらはまあまあの出来です。 タイトルでも分かるように要するにポーカーの話とロシアマフィアの話をいっしょにしたもので、派手な立ち回りはほとんど有りません。 ご愛敬でレインメーカーを思い出させるような法廷のシーンが取ってつけたように有りました。 助演と言うか彼のガールフレンドはなかなか可愛いですよ。 ゴジラの時の女の子を思い出しました。 ほとんどが台詞ばかりなので、良く聞いておかないと、ストーリーが分からなくなります。 ロシア訛りの英語と言うのはほとんど分かりませんね。 こちらはギャンブルが飯より好きなお方にお勧めです。
秋には、夏休み用の映画の後に作った本格的なものがどんどん出てくるようなので乞うご期待です。
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9月1日
今回は夏枯れで、たいした話題はありません。 それにしてもアメリカの経済も息切れが始まったのか、今日これを書いている時点ではダウ平均で8000ドルをアッサリと割り込み、一時は7800ドル台をつけたという朝刊のニュースでしたが、8月31日修了時点では、7539.07ドルと言う驚異的な下落になっています。 下落率はダウ平均よりNASDAQの方が大きく、特にインターネット関連会社の下落が激しいようです。 元々インターネット・バブル的であったところへ、アジアが足を引っ張り、特に日本がボディブローでジワジワとファンダメンタルズを痛め付け、最後はロシアのルーブル問題を切っ掛けに一気に下がったようです。 北朝鮮はミサイルは飛ばすわ、で何が起きるか分かりませんね。 これでクリントン大統領の「不適切な関係」問題は消し飛ぶのではないでしょうか? ただ以前にも触れたように、偽証というのは最大の罪ですから今回は収まったとしても、いずれはまた吹き出すでしょう。
シリコンバレーは現在新ビルの建設ラッシュですが、早晩オフィススペースの余剰が出てくるのには間違いありません。既に一部では建設を意図的に遅らせているとしか考えられないケースも見受けられます。 それにしてもあの狭いシリコンバレーにこれだけの土地がまだあるという事にはビックリさせられます。一時の日本の地上げ騒ぎの時を思い出します。 言うなら一種の土地バブルがシリコンバレーにもあって、それがいま最盛期ではないでようか? これがはじけたときは、考えるだけでも恐ろしい。。 当然そのときまでには日本は再生していないでしょうし。。
今年の始めに、今年はセキュリティ元年と言いましたが、最近は特にSpam(匿名の大量メール)対策で各プロバイダが対策を講じ初めて偉く不便になってきました。 以前ならどこのプロバイダからでも何の制約もなしにメールが出せたのですが、最近は出せません。 いろいろな対策方法があって、最悪はそのプロバイダのアクセスポイントにログインしないと送れないもの。 受ける方は当然メールボックスが一つしかないので、それをIDとパスワードでアクセスしないといけませんが、送る方はインターネットのメールの性格上何の制約もありませんでした。 もっともポピュラーな対策は From 行にそのプロバイダのメールアドレスが無いと送れないものです。 これはプロバイダを複数持っている人にとっては不便この上ないものになります。 従って、Reply-to: と言う機能を使うのですが、メールの送り元が2つあって混乱します。 基本的には Replay-to: の方を優先しないといけない決まりですが、そうなっていない事もあるので、メールの返事を書くときには注意をしてください。
映画も夏休み向けのはほとんど封切られてしまって、最近はこれと言ったものが無いようです。 たまたま飛行機の中で見たのが、Hard Rain。 洪水になった町を背景に現金輸送車のゲンナマを奪い合うという筋書きで、映画の最初から最後まで水びたしのシーンばかりでウンザリしますが、それよりもこのシーンで例のタイタニックの後半のを連想させられたのは私だけでしょうか? 檻に閉じ込められて、水位が上がってきて、鍵を必死に探すというのはどっかで見たような。。 水上スクータを使っての戦闘シーンなどなかなか面白いところもあるので、ご覧になってはいかが?
Windows98はいかがですか? Windows95+IE の時より速度は改善されていて、ちょっと古いPCにインストールしてみましたが、そんなに遅くは感じませんでした。 まあほとんどの新しい機能はOSR2の時に実現されていましたから、95が出たときのような衝撃はありません。 一番面白かったのは新しいハードウエアをインストールするときには自動的にどこかにインターネット接続されて、最新のドライバを探してきてくれるという機能です。 もっともこれはキチンとソフト登録をしていないとやってくれませんので、試しにやってみるというのは出来ないようです。 問題を抱えておられる方はここへどうぞ。
ほとんどのドライバやアプリケーションは問題なく95と同じように動きます。確にアプリに立ち上がりは早くなったような気がしますが、システムの例えばコントロールパネルを開くと言うような事に対しては異常に遅いような感じがしました。 インストールもやりやすくなったし、95との互換性もマアマアあるようですし、95の新バージョンと考えれば良いでしょう。 それにしても売り物のUSBの製品がほとんど見当たりませんね。 売っているのはケーブルとハブだけというのは、だれが買うんでしょう?
最近はPCもどんどん安くなって来て、この間見たのでは、本体だけですと300ドル台。1000ドルになるとCRTディスプレイはもちろん、プリンタまで付いている始末で、ますます価格の下落が激しいようです。 特にアジアの問題でCPUチップやメモリチップが過剰になってきており、これの下落が効いてくるでしょう。 そのなかでのiMACの登場です。 アメリカではいつからかは良く知りませんが、8月中に出荷が始まったようです。 いかにもアップルらしいデザイン。 全てが入っているオールインワン。 見ているだけですとなかなか楽しいものがあります。 マイクロソフトのアプリも一部入っているという噂です。 価格もマアマアなので使ってみられたらいかが?
アップルの最近のキャッチフレーズは "Think Different"。 これにいろいろ場面に応じてコピーが付くのですが、最近の秀作は "Mental Floss" 。 Dental Floss のモジリですが、何となくニンマリしてしまいますね。。
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8月4日
先月のタイタニックのウエブページはお楽しみいただけましたか? 特に綺麗な高精細の写真には直接リンクを張っておきましたが、これくらいになるとA4にカラー印刷をしても本来の写真と遜色のない仕上がりになりますね。 もっとも高精細用の紙が必要ですが。。。 この他にもクイックタイムを使った船内のツアーとかがありますが、これをモデムで見るにはチョットつらいものがありますね。 アメリカでT1(1.5Mbps)を一人占め!! して見てみましたが、本体のサーバーの能力の制限で結局128Kbps程度の速度か出ませんでした。それでも時々は本来の速度が出て、早くT1が一人で使える時代にならないか、とため息が出てきます。
さらにはタイタニック当時の音楽が聞けるのですが、本格的なスピーカーでやってみましたが、全く聞くのに問題のない綺麗な音が出ました。 5年ほど前、インターネットが始まった頃に、音楽と言うより音をインターネット上で流すというと言う事が行われていましたが、雑音の中から音が辛うじて聞こえるという感じで、まさにラジオの創成時代を思わせたものでしたが、早やすでにサウンドに関しては実用に耐える物になったと言うことでしょう。 専用線でつないでいる場合はバックグラウンド・ミュージックとして聞くという贅沢(!!)も夢では全くなくなりました。
実は先月にタイタニックをもう一度見ようと、映画館へ行ったのですがアメリカでは既にもう上映していなくて、一度は飛行機の中の映画で見たことがあるほどです。 見損ねた方はビデオでもどうぞ。
代わりにこの時節は、夏休みにはいるので子供向けの夏休み映画が多いようです。 リーサルウエポン4も封切られました。 その中で見たのは「The Mask of Zorro」。 例のゾロの「虎の穴版」とでも言ったら良いのでしょうか。 特に有名な俳優が出ている訳でもないのですが(私はほとんど知りませんが)、まあまあ楽しめる、娯楽作です。
話は派手な初代ゾロの活躍から始まって、バッドマンの隠れ家を連想させるようなゾロの自宅? が摘発されて、アッサリと監獄行きとなります。 それからまたアッサリと20年が経って、20年前にゾロの活躍を間近に見た子供が大人になます。 これが初代ゾロの虎の穴で仕込まれて、2代目ゾロになって活躍すると言う仕掛けです。 おまけに初代ゾロの娘が敵役のムスメとして育てられ、2代目ゾロと良い仲になると言う筋書きで、全体的には敵役がカリフォルニアを買うために開発したという金鉱を背景にした派手な立ち回りが見物です。 最後は2人の子供ができて今度は男の子で、初代ゾロの20年前のシーンと同じになってジ・エンドです。 まあまあ面白かった映画です。
この他にも「ホームアローン3」 とか 「エイリアン4」とかなかなか面白い映画が目白押しです。 ホームアローンは文句なしに笑えるし、 エイリアンは3がイマイチだったので、それに比べると、と言うわけでも無いでしょうがそれなりに仕上がっています。 リブリーがクローン技術か何か知りませんが、復活しておまけにエイリアンの子供を産んで(と言うのかな)、特別な関係になるという、見せ場を作るだけのストーリーになっているようです。 (^^;; それにしても20世紀フォックス一人勝ちですね、こちらは。
最近のアメリカの景気は日本に引き摺られているわけで、あまり良くありません。 特にシリコンバレーでは、良いときが良かっただけ、落ち込みが激しいようです。 日本に比べると比較にならないように良い経済状況ですが、それでもインテルを始め優良企業と言われている企業がリストラを盛んに行うようになってきました。 アメリカのリストラは、日本を始めとするアジアの経済低下の影響だそうですので、他人のこととは思えません。 ホテルの混み具合を見ていても、今年の始めぐらいがピークでその時は予約を取るのがほとんど不可能でしたが、最近は夏休みにも関わらず結構取れるようになりました。 先日モーテルが並んでいる通りを車で走ってみましたが、以前は「NO Vacancy」の表示が多かったのですが、その時はほとんどが「Vacancy」の表示でした。 これからもシリコンバレーの状況は良く理解できます。 また、お馴染の「Tゾーン」がとうとう店を閉めてしまいました。 例の映画館に連接した「Micro Center」と言うのもほとんど客がいなくて、店を閉めるのは時間の問題でしょう。 この方面は結局 「Fry's」 の一人勝ちですね。
丁度小渕さんが総裁選に勝ったときに、アメリカにいたもので、その動向は気になった所です。 なにせ行く先々でおまえはどう思うか? と聞かれる事は目に見えていましたし、実際そうでした。 必死に新聞とかテレビとかを見ていましたが、CNNなどは比較的大きく取り扱っていましたが、その日に見た「USA Today」は扱いが小さくて、今日の新聞の締め切りに間に合わなかったのかな? と思ったくらいで、良くみると4面か5面に写真が無ければほとんどベタ記事に近いような物でした。 しかも内容が、日本人はだれ一人として望んでいないとか、例の「Cold Pizza」だとか結構辛口の論評でした。 まあそれにしても、株価が暴落しなかっただけでも良いとせざるを得ません。 実際は辛うじて1%上がって、実体的には市場は無視したと言うところでしょうか。
それにしても最近のアメリカのインターネットは物凄く混んでいますね。 メールのアクセスですら時間がかかるぐらいで、こう言うことは繰り返されて、次の設備投資で回線が太くなると急にスカスカになりますが、今はその一歩手前と言うことでしょう。 Windows98も今回は、内容が内容だし(無いようだし)、法務省の提訴が続いているせいなのか、はたまたほっておいても売れていくのか、理由はともかくほとんどお祭り騒ぎは無かったですね。 気が付くとちょっとしたコーナーが出来ていて、98を売っていると言う感じです。 出荷してしばらく経つアメリカではいろいろな技術上の問題も出てきているようですので、要注意でしょう。 と言いながらやはり話題には着いていかないと行けないので、フルパッケージ版を買ってしまった。。
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7月1日
先月に早々と例のアメリカ版「ゴジラ」を見てきました。 実は時節はずれのタイタニックを見に行ったのですが、ゴジラのほうが人気が有りそうだったので、そちらを優先しました。 当然このホームページがオープンされる頃にはまだ日本では公開されていないので、見に行こうと思っている方は、ここで読むのを止めてください。でも、主人公の恋人役の何とか言う女の子は偉くかわいかったです。
新聞などで紹介されているように、本家のゴジラの何となくユーモラスでしかし威厳を持ってのっしのっしと歩くのとは異なって、どちらかというとジュラシックパークの大型版という感じで、ひたすら巨大な恐竜というものです。 最後には巣を作って、しかも両性で自己妊娠すると言う、何ともはや御都合主義の権化みたいなものです。 先日新幹線に乗っていたら、ゴジラの広告があって、時速480Kmで走るそうで、「やつなら東京・新大阪は1時間」と言うコピーがありました。
ところで、初代のゴジラもそうですが、最初は南太平洋から現れるので、どうしても海の中をやってくるのですが、この時、えっちら、おっちら、海底を歩いてくるのかどうか、これは私にとっても大きな疑問でしたが、この映画では何ともはや、優雅にしっぽを振って泳いでいるのです。 泳ぎながら潜水艦の魚雷攻撃を避けるどころか、うまく誘導して潜水艦同士の同士討ちに持っていくという、さすがに軍隊をきちんと持っている国ならではのストーリです。
最後はニューヨークの何とか言う橋の吊りロープに引っかかったところで、ミサイル攻撃で一巻の終わりというところです。 なぜあんなに重いゴジラが橋の上に乗れたのかは不明ですが、最後のオチは完全に破壊したと思った卵の一つが生き残っていて、孵化するというところで、終わり。 第2弾が出るのでしょうか?
最近は映画なんてほとんど見に行った事がなかったのすが、シリコンバレーの101号線沿いに最近といっても1−2年前に新しいのが出来ましたので行って見た次第です。ところがこの映画館は少々変わっていて、他にも同じチェーンのものがあるのですが、ここでは20もの小さな映画館の集合体です。 しかも、値段が極めて安い。 5時までですと何と3.75ドル。今の円レートでも500円。 サスガに夜は少々高くなりますが、それでも7ドルぐらいです。 まあ、中で売っているポップコーンが一番小さいので2ドルするというおまけもありますが。
タイタニックはさすがに日本でも「もののけ姫」を抜くだけあって見せますね。実写とSFXをものすごくうまく使い分けているのには脱帽。 タイタニック号の全景などSFXらしいところは、はっきりと分かりますが、それまでのつなぎがうまいのであんまり気になりません。 話によると左側だけのレプリカを作って、どうしても右半分が必要ならフィルムを反転させたとの事。そのためきている服とかは全て左右反対のものを作ったそうです。確かに避難の場面などはブルースクリーンを背景に演技をしても迫力は出てこないでしょう。
3時間と長いのですが、それを感じないと良く言われましたが、確かに一気に見た感じです。それにしてもあの100歳だか101歳だかの年取ったローズ役のお婆さんはどう見てもメーキャップでは無いと思いましたが、やはり実際も87歳だそうです。あれが本当のメーキャップだったら大変なものでしたが。
「1500人が海に落ちてそのうち助かったのがたったの6人、私を含めて」と言うせりふは今でも頭に残っています。 それと大量に持ち込んだ彼女の若い頃の写真の中にさりげなく飛行機を背景にしたものがありましたが、あれは最初方で船のへさきで両手を広げて「私、飛んでいるわ」と言った場面がきちんと前振りになっていて、感心しました。 さすがはジェームズキャメロン監督。 タイタニックの発見のシーン、遭難のシーンをうまく取り混ぜて、単なるラブロマンスを超えた大作になっています。 最後の老ローズが夢に見るラストシーンは泣かせますね。 どうという事の無いシーンですが、それまでの場面を踏まえるとグッときますね。 後はスタントマンという事ですが、船長が一人でブリッジにいて最後に海水がどっと入ってくるシーンなんかもなかなかのものです。
ところで、これで一躍世界的なスターになったレオですが、つい最近偶然に「鉄仮面」(正式なタイトルは忘れましたが)でルイ14世と鉄仮面の一人二役をやっていましたが、はっきり言って、完全なミスマッチ。 タイタニックはほとんど彼の地でやったのが成功したので、本当の役作りというのには、まだ若すぎるような気がしました。
今度の大作は7月に正式なタイトルは知りませんが、いわゆる「怪傑ゾロ」が装いも新たに登場するそうです。こちらは完全な娯楽大作というところでしょうか。
こうしてみると、いくらビデオオンデマンドとかホームシアターとか言ってみても、あの大画面と強烈な超重低音のサウンドにはどうしてもかないません。 SFXもやはり実写には何とも対抗できないのでしょう。車で乗り付けて数分歩けば、あの大画面と超重量級のサウンドにありつけるのです。「 コンテンツ」と良く言いますが、ITの分野が本当のコンテンツに追いつくのは当分の間おあずけなような気がした今回の久しぶりの映画観賞でした。
それにしても、このタイタニックのページはクイックタイムを始め、写真あり、音楽あり、動画ありとまさに「インターネットAV」とでも言うべきもののオンパレードと言うか見本市みたいなものですね。 時間のある方は隅から隅までご覧あれ。
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