「秘脚」とは
秘脚ヘルプより
最近、パソコンの急速な普及やネットワークの広がりにより、個人や会社のデータを、大勢の人が見ることができるようになり、便利になった反面、個人や会社の秘密を守ることが難しくなっています。
たとえば、LAN(構内ネットワーク)では、大切なデータがサーバーと呼ばれるコンピュータに保管され、誰に内容を見られるかわかりませんし、インターネットなどによるパソコン通信でも、その途中で他人に内容が読み取られる可能性もあります。
他人に見られてもよいオープンなデータと、他人に見られてはいけないクローズなデータとは、明確に区別されていなければなりませんが、コストや管理の複雑さによりなかなか実現できていません。
そこで、暗号化が必要になります。
当「秘脚」プログラムは、パソコンの利用者であるあなたが、自分自身で大切な自分のデータを守り、または、他人や別の場所に安全にデータを運ぶことを可能にします。
また、さまざまな電子メール網で利用できるように、テキスト形式の暗号化ファイルも作成することができますし、直接、電子メールを暗号化したり、復号化したりが簡単にできます。
ただし、本プログラムは、個人的なプライバシーや内部的なデータの安全性を守ることを目的にしたプログラムですので、公共団体などの公的データを取り扱うのは、避けてください。
「秘脚」は、データの安全性を守り、管理しやすいように、以下のような特徴を持っています。
@独自の複雑な暗号化方式で暗号化します。
A2種類のパスワード
パスワードには、非公開パスワードと公開パスワードの2種類があります。
−非公開パスワードは、あなた宛ての暗号化ファイルを復号化し、元のファイルに復元するときに使うパスワードですので、他人に知られてはいけません。また、非公開パスワードの情報は、どこにも保存されません。忘れると、暗号化ファイルを復元することができなくなりますので、忘れないでください。このパスワードは、あなたの誕生日、電話番号など、あなたから連想されるものは使用しないでください。
−公開パスワードは、逆に、他の人(あなた自身も含めて)があなた宛ての暗号化ファイルを作成するときに使用します。このため、公開パスワードは、あなた宛ての暗号化ファイルを作ろうとする人すべてに知らせる必要があります。公開パスワードは、本プログラムが自動的に算出します。
公開パスワードが他人に知られても、非公開パスワードが知られなければ、あなた宛ての暗号化ファイルを復元することができませんので、安全です。
B文書への署名
暗号化ファイルに署名することができます。
他の人から来た暗号化ファイルは、本当に差出人が本人であるかどうか分かりません。これを防ぐために、差出人の非公開パスワードを入力することにより文書に署名する「署名」の機能があります。
署名付きの暗号化ファイルを受け取った人は、復号化するときに差出人の公開パスワードを知ることができるため、差出人が本人であるかどうかを知ることができます。
Cどんなファイルでも暗号化します。
本プログラムは、本プログラムで暗号化したファイルを除く、どんなファイルでも暗号化することができます。ただし、ファイルの大きさは、10MB程度までとしてください。大きいファイルを暗号化するときは、圧縮機能を使用して下さい。
作成される暗号化ファイルには2種類あり、選択することができます。
Dテキスト形式の暗号化ファイルを作成
テキスト形式のデータしか送れない電子メールなどで、送ることのできるテキスト形式の暗号化ファイルを作成することができます。
このファイルにより、どんなファイルでも暗号化して電子メールで送ることができます。
また、このときに文書タイトル、発信者名、宛先名、作成日時なども表示しますので、相手も分かりやすいようにできています。
なお、送れるサイズや行数に制限のあるネット網がありますので確認してください。
E電子メールの暗号、復号化
電子メール用のプログラムである、マイクロソフト社の「エクスチェンジ」や中村匡志さんの「AL-MAIL」ソフトなどを使って、暗号化メールを取り込み復号化したり、電子メールの文章を暗号化して暗号メールソフトに送ったりが簡単にできる暗号メールの機能があります。
F情報の埋め込み
多数のファイルが暗号化されてしまうと、何のファイルだったかを記録するのが難しくなります。
そのため、暗号化ファイルの中に文書タイトル、発信者名、宛先名、作成日時などを埋め込むことができます。後でビューアを利用するとその内容を参照することができます。
G一括変換
文書タイトル、発信者名、宛先名、公開パスワードが同じ場合は、一括して暗号化することのできる機能と、非公開パスワードが同じなら、一括して復号化する機能を備えています。簡単に多数のファイルを暗号化または復号化することができます。
Hデータシュレッダー(データ裁断プログラム)
パソコンでファイルを「削除」しても、実際には、「削除」のマークが付くだけで、基本的に、内容はそのまま残ります。
そこで、「削除」したと思っていたデータが、外部に漏れたりするのを防ぐために、データファイルの内容を完全に消去した上で削除するのがデータシュレッダーです。
暗号化ファイルに限らず、大切なデータが必要無くなったら、このデータシュレッダーでファイルを消去(裁断と言う)してください。ただし、さまざまなプログラムで作成されるバックアップファイルなどは、自動的には、裁断されませんので、そのようなファイルも同時に裁断してください。
ただし、いったん裁断されると、2度と元に戻すことはできませんので、注意してください。
Iドラッグアンドドロップによる操作(Windows95の場合)
当プログラムのショートカットをディスクトップ上に登録しますと、そのショートカット上にエクスプローラなどのプログラムからファイルをドラッグドロップするだけで、暗号化または復号化を実行します。ただし、ファイルは1ファイルだけです。
暗号化か復号化かは、ファイルの種類を自動的に判別して行います。
ショートカットの登録方法は、バックの壁紙のところでマウスの右ボタンをクリックすると、メニューが現れますので、「新規作成」を選択し、「ショートカット」をクリックしてください。
さらに、「コマンドライン」の入力には、「参照ボタン」をクリックして、当プログラム(既定値は¥HIKYAKU¥HIKYAKUP.EXE)を指定してください。ショートカットの名前は、「秘脚95」としてください。
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