LinkStation LS-H500GLのディスクを換装する


他のものを探していたら、突然 500G のSATAが出てきました。 こんなもの買ったのか? と思って、取り合えずテストすると見覚えの無いパーティションだが動いている。 ずっと前に、ディスクが壊れディスクを外していた LS-H500GLに使っていたものと思い出して、再度入れて、動作させて見ましたが、最初は動いたが、やはり壊れていました。

そこで思い出したのが、ビデオレコーダーの外部ディスクに使っていた 500G のディスクを外してきて、これに換装しました。 自分用のメモを兼ねているので、細かいです。 分解は簡単でですので、省略しました。 長らくファームのロードが出来ないので換装不可能とされてきたのですが、最近のネットを見ていると、方法が見つかったようです。 その通りにしても動かないので、その点を修正して、今回アップします。


アクセスカウンター


【換装手順】

その1 機材の準備
XPのPCが一台必要です。 XPはあんまりセキュリティが高くないので、こう言うメンテナンスツールには非常に便利です。 ネットアドレスの変更も立ち上げなしで、出来ますので非常に助かります。

それと、接続のためのハブ。 もしくはクロスケーブル。 自動判定になっていればストレートでも良いと思います。

ダウンロードのためのメインのPC。 XPのPCはネットアドレスを変更したりするので、ネットにアクセスできなくなるので、別にあった方が良いと思います。 さらにはデータ交換用のUSBメモリ。

その2 分解とディスクの交換
分解は簡単なので、省略。 ディスクもSATAで差し込んであるだけなので、簡単に出来ます。


その3 ファームのロード
ここからが本番で、結構面倒です。 トラブルも多い。

まず、バッファーローのサイトからファームをダウンロード。

http://buffalo.jp/download/driver/hd/ls-hgl_fw.html
●LS-HGLシリーズファームウェア Ver.1.07β(2008年12月27日掲載)

(1) 解凍して、フォルダの中の「initrd.img」の拡張子をzipに変更します。(initrd.img.zip)


(2) さらに、それを解凍して「initrd.buffalo」というファイルを取り出します。
このzipファイルを解凍するにはパスワードが必要で、これが難関。 ネットを探すとありますが、転載しておきます。

1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l
aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4
IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty

のいずれか。 ちなみに私のは2番目で解凍できました。


(3) 新規フォルダ(c:\LS-HGLなど)を作成し、そのフォルダ内に「uImage.buffalo」と「initrd.buffalo」をコピーします。 「uImage.buffalo」 は、最初に解凍したときにそのまま出てくる。

(4) ファームウエアのロードのための、TFTPサーバーの立ち上げをします。 転送はあっと言う間に終わります。 TFTPを立ち上げたり、接続したり、本体をリセットしたり、PCのアドレスを変更したりしても何を最後にしても良いです。

http://www.startupgao.net/soft/tftpd.html
●ウィンドウズ上で動作するタスクトレイ常駐TFTPサーバプログラム
TFTPD Ver 1.01 22.9 KB 2006.03.12

ここで注意しないといけないのは、最新版の Ver 1.12 ではなくて、このサイトの下のほうにある旧バージョンを使用すること。 最新バージョンは、相性が悪くて、initrd.buffalo がロード出来ずに、uImage.buffalo のロードを何回も繰り返す症状になります。

TFTPD.exeをクリックするとタスクバーに常駐するので、アイコンを右クリックして「設定」をクリックし「アクセスパス」をC:\LS-HGLとします(だから簡単なパスのほうが入力がラク)。


(4) PCとNASをハブか何かで接続して、PCのIPアドレスを「192.168.11.1」サブネットマスクを「255.255.255.0」にする。 XPだとプロトコルのプロパティを開いて、セットして、閉じると設定される。 念のために コマンドプロンプトから ipconfig/all で確認しておきましょう。

(5) LS-H500GL本体と接続して、電源を入れて、赤ランプが点灯したら、リセットスイッチを少し長押して離すと、転送が始まります。 アイコンにバルーンが出ますが、一瞬で終わります。

(6) 終わったら(一応バルーンが消えるまで待って)、PCのアドレスを」のメッセージが出るので消えるまで待ちます。

(7) PCのIPアドレスを「169.254.10.100」サブネットマスクを「255.255.0.0」に変更してから、(1)で解凍したファイルの中の「LSUpdater.exe」を起動します実行する。 アドレスの変更は、DHCPサーバーが動いていないためだと思います。 もし、XP-PCでDHCPが動いていたら、この変更は不要かもしれません。

(8) これでファーム更新画面が出ますので、ファーム更新をクリックするとファームがダウンロードされます。 この時に、検索してもヒットしないとか、ダウンロード中にエラーが出たりしましたが、無視しました。 いちどファームウエアが入ると、Link Stationの検索にはヒットしなくなるようです。 こうなったら、次のステップに進んでください。 ここでIPアドレスの指定が出ますが、デフォルトでDHCPになっているらしいので、後で更新されます。

私の場合は、最後で再立ち上げが成功しなかったので、もう一度最初からやり直しましたが、検索段階でヒットしなくなったので、次に進みました。

(9) 念のために再立ち上げをして、Navigator2 を立ち上げて、アドレスの設定と確認をしてください。

(10) アドレスにブラウザでアクセスすると、管理画面が現れるので、 ID「admin」 パスワード「password」でログインして、詳細の設定をしてください。 これで完成!!!





【参考情報】
回復して、やれやれと電源を一度切って、ネットワークを繋ぎなおしたところ、反応しなくなりました。 最初からやるのですが、(7)から(8)で検索にヒットしなくなりました。 いろいろやるのですが、効果なし。

思い当たるところをPingしたり、スキャンしましたがこれも駄目。
そこで、検索ツールをDomainViewにしたら一発で当たりました。

http://www.wackyfactory.net/domvw/

ちなみに、IPは、169.254.164.249になっていました。