平成11年2月 1日
八尾市市長 西辻 豊 殿「久保田八尾マンション」(仮称)建設計画に関する申入書
本来、旧村である東山本にこのような大規模建築を行う事自体が異常な事ですが、我々は当初から良くあるような「建築絶対反対」を叫んだわけではなく、極めて冷静に、紳士的に対応してきたつもりでございます。 整地作業においても特には反対はぜず、整然と作業が行われた事は周知の事実です。 またこの間に交渉の矢面に立っていた私の父親が心労のためか急死したしました。 その節にはご丁重な弔慰をいただきまして有り難うございました。改めて御礼申し上げます。 しかし、その間に何の事前説明も無く各種の申請が行われていて、忌明けを期して交渉を再開した時に始めて知り、唖然とした訳でございます。 当方の個別問題としては、当初の5階案から6階案への条件の悪化、プライバシー保護のための目隠しの設置計画の早期検討などがあり、地域全体の問題として東山本町会が問題提起しているのは5000平方メートルに及ぶ敷地の排水問題や周辺地域の軟弱地盤沈下問題、また山本町会が問題提起を行っている工事車両の通行問題など未解決問題が山積しております。 このような問題が現時点で全く未解決のまま2月もしくは3月からの着工と言うのはあまりにも無責任と言うほかはありません。 また行政におかれましては、いかに住宅建築の促進が重要課題と申しましても、このような問題山積み状態のままで、なんらの近隣住民の同意も無しに建築の許可を出されたのは非常に遺憾であります。 八尾市に在住しない施主並びに建築会社から、従前より生活をしている住民を守るのが、本来の行政ではないでしょうか? 本来、行政と言うのは住民のためにあると思い、いろいろお願いをして来ましたが、現時点ではこれを見事に裏切られた気持ちでございます。 我々も常識的な範囲での早期着工を強く望んでおります。 繰り返しになりますが決して絶対反対を叫んでいる訳ではありません。 この辺を深くご理解のうえ、建築主ならびに建築会社に適切な指導をされ早期の解決を見る事を強く望みます。 以上 |