平成10220
事業主 久保田 喜雄 殿
設計・施工 鹿島建築株式会社 殿

(仮称)久保田八尾マンションに関する協定書()に対する要求書



平成8年11月22日にご提案のあった首記の建築計画につき、平成10年1月31日に入手いたしましたが、以下のように種々の問題が未解決のまま残っていますので、本協定書に追加していただく事を要求いたします。
最大の問題は当方の住居と新設のマンションの距離が極めて近いことで、当方の私生活を直近から見下ろされることになるという「プライバシーの侵害」が生じることは明らかであり、高度20m近い建物が目前に迫り、同位置から当方の敷地及び住居が見下ろされることは、物理的、心理的圧迫感も極めて強いものがある事は言うまでもありません。 また、当マンションからは北側の廊下、窓を通して当方の住居の中が見通される事になります。
第1案の 5階建てマンションと当方の土地との距離は .5m しかなく、第2案では当方が主に居住する建物の部分と、マンションの南棟の西から 2,3,4室目の距離がまったく変更されてないばかりか、当初 5階建てであったものが 6階建てになっています。 従って、当方にとっての基本的なプライバシー問題等は解決するどころか確実に悪化しています。
そこで、以下の通り建築計画を変更され、協定書に追加していただくよう要求いたします。

南棟の、特に西から第1,2,3、4室目は、プライバシーの侵害の立場や物理的心理的圧迫感から「5階建て」とすること。

南棟の、西から第1,2,3、4室目はを第1案から、あと4.5m北に下げること。 南棟全体を東に50cm程度ずらせること、あるいは南棟の長さを全体で50cm程度短縮することで、実現可能と考えます。

さらには、プライバシー保護として一般に認められている「目隠し」を、特に当方が直面する南側に取り付けられること。 構造、取り付け方法などについては建築に先立って別途協議をするものとします。

また、当方の西側の遊休地を駐車場として使用されるとのことですが、騒音防止、特に朝夕の騒音防止について、具体的な方策をとること。

以上