鹿島建設株式会社
常務取締役 関西支店長
井保 武寿 殿

仮称「久保田八尾マンション」の建設計画について


突然このような手紙を直接お出しする非礼をお許しください。
2年以上に渡って首記の件につき関西支店の蔵本販売部長と話し合いを行ってきました。 昨年の末に交渉の矢面に立っていた私の父親が心労のためか急死いたしまして、その後の忌明けを期に再度打ち合わせを再開し119日と27日に行いましたが、ほとんど進展は無いまま着工を強行する発言が見られ、最近隣住民と致しましては大きな関心を持っております。
我々は良く見られるような建設絶対反対を叫んでいる訳でもなく、事前の整地作業にも特に反論なく協力させて頂いておりましたが、我々の要望はほとんど聞いてはもらえておりません。 隣接の山本地区では工事中や完成後の車両通行問題が未解決でありますし、当東山本町会も町会としての独自の問題提起を行っているようです。
いずれにしても、近隣ましてや町会の了解無しに着工を強行しようと言うのは、超大手建設会社である御社の社会的な責任を無視したものと考えます。
当方の個別問題としては、当初の5階から6階への条件の悪化、プライバシー保護のための目隠しの設置計画の早期検討、設計完了などがあり、地域全体の問題としては5000平方メートルに及ぶ敷地の排水問題や周辺地域の軟弱地盤沈下問題、また工事車両の通行問題など未解決問題が山積しております。 詳しくは別紙に記述しておりますが、このような問題が現時点で未解決のまま2月もしくは3月からの着工と言うのはあまりにも無責任と言うほかはありません。
次回の打ち合わせは215日に設定されておりますが、是非ともこの打ち合わせで前進し、少しでも合意に達するようにご支援のほどお願いいたしたく筆をとりました。 我々としても早期決着を強く望んでおり、泥沼化は決して望むところではありませんが、誠意の無い回答ばかりでは解決は不可能です。
是非、御自身の直接の文書による、内容のある回答をお願いいたします。


平成11年2月1日








(添付参考文書1)
(添付参考文書2)
(添付参考文書3)